ワークショップ （終）

三日間の会でしたが
ペアを組んでのエチュード(寸劇)は
毎回行われました。

全員が演じ終えると監督の問い掛け
「やりづらかった事はありますか？」
と意見を出させて、
演じるにあたり、あらかじめ俳優が
予習しておかなければならない事を体感させる。
いわゆる「俳優の仕事」ですね。

エチュードの前には相手役と打合せをさせる。
すると現場は皆の声で活気に溢れる。
しかし、朝一の始業前などは
クラスは黙然としている。

全員の集中力が研ぎ澄まされて
他の人の演技に目を注ぐ姿にも
殺気すら感じられる。
もちろん、勉強しに来ているのだろうが
他の人と仲よくやろうとか、
ここでの時間を楽しもうとかいうよりも
皆にははっきりとした目標があるのだ。

「映画の主役を取る！」

若い人のナイフのような演技を見るにつけ
自分の若い頃を思い出したりして。

配役されると、良いなあ・・・。

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