同期会にて

ハロウィンで仮装した人もまばらな池袋で
俳優養成所の同期会がありました。
メンバーは、当時の
演技講師である先生と生徒たち。
卒業してから25年は経っているので
各々が多少は変わっています。
おじさんおばさんになっていたり、
お肉が付いていたり、
新しく手にしたもの、失い無くしたもの、
みんなを取り囲む状況は変化しています。
しかし、その場で「みんな変わらないな」
と言う者がいました。
確かに、人間そのものに変化はないように・・・。
二年の養成期間でしたが、
取り組んだテキストや課題、
3本の舞台公演、
人によって抱く感慨は全く違う事に驚かされます。
当時は、自分の思いが絶対だったから
他人がどう思うのか
などとは考えてもみなかったからでしょう。
皆の記憶での私は
「一匹狼」「長髪」「友達を作りに来たんじゃない」と
高く、固い壁を張り巡らしていたようです。
それがいまでは
「太鼓持ち」や腰の軽い役どころはお任せあれ!
と来たものだから、人生は分かりませんね。
養成所で二年間学んだ事は
私の一生で明らかに大きな転換点でした。
卒業の時、スタッフの方に
君は顔が変わったよ、と言われました。
勿論、良い意味に取りました(笑)。
“仲間たちよ、ありがとう!“
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