側見×別役芝居

先日、土曜日は
池袋の「シアターグリーン」へ。
別役実フェスティバル
Pカンパニー公演
「ジョバンニの父への旅」―
敬愛する俳優、
側見民雄さんが出演の芝居を観に。
とても素敵な舞台で感動しました。
劇団は
木山事務所からPカンパニーと姿を変えても、
ここの別役作品は常に定評を受けています。
物語は、
宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』のその後を描いています。
32年前の星祭りで川に落ちたザネリをカンパネルラが助け、
代わりに溺れてしまって以来、
おじさんになっているジョバンニが町に帰って来て
自らの過去に落とし前をつけるという内容。
別役芝居の象徴・・・
素舞台に電柱が一本ではなく、汽車の時代の古風な駅。
前時代の信号機(竿が上がったり、下がったりするというもの)、
手動切り替えポイントの梃子(てこ:操作レバー)、
そして
駅員さんが切符を切る囲い場。
美術にも趣向が凝らされ、
場面転換には、
舞台上を小振りな背景幕をワイヤーで吊り下げ
下手から上手へと滑らせるというような。
そして原作ではラッコの漁で出てこない
ジョバンニの父役を側見さんが演じていました。
ほんとうに、素敵でした。
また、ぜひ、ご一緒したいと願うばかりです。
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