ハードな週末
ハードな週末を過ごし
未だ、疲れが残っている。
まずは土曜日。
台風の雨を縫って、
以前ここで紹介した赤坂のクラブ
『Le Raisin-レザン』に出向き、演劇鑑賞を。
MYP(モリモトユカリプロデュース) special vol.3
演出:井上勝司
脚本:則末チエ(発条ロールシアター)
『神在月の奇跡-(かみありづきのきせき)』。
懐かしい作家さんに会い、
一杯引っ掛ける。
ミニシアターと銘を打つだけあって、
限られたアクティングエリアで芝居を観させてもらった。
その夜、
やはり以前にもここで紹介している
美容室『ラ ブラージュ』にて
ハロウィンパーティーに参加。
花見(もう半年以上前か・・・)以来の人や
お初の人などなど、お酒が進み酔っぱらう。
蜜蜂の漬かった酒はキツかったなぁ~
そう、酒というより、
ちょっぴり薬のようでしたね(苦笑)。
そして日曜日。
週一で練習しているビーチボールバレーの
戸塚地区大会!
始めてから半年ほど・・・
他のチームとの対戦は初めてのこと。
こんな○○大会と冠のつく試合に参加するのは
草野球以来5年振りかしらん。
お日さまも姿を見せて
前日と打って変わって、絶好の大会日和となった。
結果は、なんと我がチームは無敵の全勝!
で、次なる中央大会に駒を進めた。
ただ、私はレギュラーチームではなく
Bチームであり、惜しくも3勝1敗。
レギュラーのAチームに唯一敗れてしまった。
結構、悔しい(涙)。
参加5チーム中、2チームは参加規定を満たせずに
オープン参加であった(3チームで順位を争う)。
この規定は、6人のうち3人以上が女性であること。
ルールはほぼバレーボールと同じ。
不勉強なので、なぜ生まれたスポーツなのかは
恥ずかしながら、さっぱり分からないが
コートが狭く、ボールが柔らかいなどということからして、
ひょっとしたら、おじさんおばさん向けだったのかも?
そうそう、変わっているルールとしては、
前衛の、30代までの男性はジャンプ禁止だそうで、
後ろからのバックアタックはOKとのこと。
そんなこんなの理由から
私の背が高かったこともあってスカウトされたような?
しかし、本気になってレシーブなどで
跳んだり跳ねたりするから
(というか、性分ですぐに熱くなるから)、
ここは十分ケガには気をつけねば!
などと、妙なことを固く誓った、
なんとも忙しく、
ハードな週末でありました。
未だ、疲れが残っている。
まずは土曜日。
台風の雨を縫って、
以前ここで紹介した赤坂のクラブ
『Le Raisin-レザン』に出向き、演劇鑑賞を。
MYP(モリモトユカリプロデュース) special vol.3
演出:井上勝司
脚本:則末チエ(発条ロールシアター)
『神在月の奇跡-(かみありづきのきせき)』。
懐かしい作家さんに会い、
一杯引っ掛ける。
ミニシアターと銘を打つだけあって、
限られたアクティングエリアで芝居を観させてもらった。
その夜、
やはり以前にもここで紹介している
美容室『ラ ブラージュ』にて
ハロウィンパーティーに参加。
花見(もう半年以上前か・・・)以来の人や
お初の人などなど、お酒が進み酔っぱらう。
蜜蜂の漬かった酒はキツかったなぁ~
そう、酒というより、
ちょっぴり薬のようでしたね(苦笑)。
そして日曜日。
週一で練習しているビーチボールバレーの
戸塚地区大会!
始めてから半年ほど・・・
他のチームとの対戦は初めてのこと。
こんな○○大会と冠のつく試合に参加するのは
草野球以来5年振りかしらん。
お日さまも姿を見せて
前日と打って変わって、絶好の大会日和となった。
結果は、なんと我がチームは無敵の全勝!
で、次なる中央大会に駒を進めた。
ただ、私はレギュラーチームではなく
Bチームであり、惜しくも3勝1敗。
レギュラーのAチームに唯一敗れてしまった。
結構、悔しい(涙)。
参加5チーム中、2チームは参加規定を満たせずに
オープン参加であった(3チームで順位を争う)。
この規定は、6人のうち3人以上が女性であること。
ルールはほぼバレーボールと同じ。
不勉強なので、なぜ生まれたスポーツなのかは
恥ずかしながら、さっぱり分からないが
コートが狭く、ボールが柔らかいなどということからして、
ひょっとしたら、おじさんおばさん向けだったのかも?
そうそう、変わっているルールとしては、
前衛の、30代までの男性はジャンプ禁止だそうで、
後ろからのバックアタックはOKとのこと。
そんなこんなの理由から
私の背が高かったこともあってスカウトされたような?
しかし、本気になってレシーブなどで
跳んだり跳ねたりするから
(というか、性分ですぐに熱くなるから)、
ここは十分ケガには気をつけねば!
などと、妙なことを固く誓った、
なんとも忙しく、
ハードな週末でありました。
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時代は変わる
昨夜、近々の「ビーチボールバレー大会」
(※この話はまた別の話し~笑)
の為にハードな練習をした後、
ぼんやりテレビのニュースを見ていると
「TBS ニュース23」で埼玉の一番古い映画館、
『川越スカラ座』を取り上げていた。
昭和の名画座そのままで懐かしい、
川越の映画館といえば、あとは『川越ホームラン』だろうか。
かつて“映画青年(映研所属)”だった私は
観たい映画を追って、どこまでも観に行ったものです。
本題に戻すと・・・
昔ながらの全国の映画館が直面している問題。
一番の問題は、映画館でかける映画がないことだ。
つまり、昔ながらの<フィルム>の映写機しかないから、
現在の<デジタル>作品はかけられない。
大好きな映画『ニューシネマパラダイス』ではないが、
私も座席から振り返って映写室の小窓をよく眺めたものだ。
大学生の時に町田の凄く小さな(客席50席ぐらいの)映画館では
その小窓がなく、どこから映写しているのか分からなくて
帰り際に係の人に尋ねたりもした。
<フィルム>の良いところは
第一に保存がきく、なんと百年はもつという。
第二に現場でのトラブルには技師が対応できること。
映写技師は、ある意味、経験を積んだ職人と同じだ。
まあ、挙げれば良い点など他にも沢山あるのだが、
時世なのか、コスト面では<デジタル>に敵わない。
そんなこんなで、
劇場ではデジタル映写器の購入を考えている。
しかしその費用が600万円は掛かるという。
劇場では、資金調達方として多くの人に頼ることにして
地元の寄付、インターネットを通じて多数の支援者から収集する
クラウドファンディングなどで
まずは200万調達しようと動いている。
都市型の大型シアターではなく、
このような小屋(この言葉も死語か?)
でしか味わえない感動の為にも
心から応援するので、ぜひぜひ頑張って貰いたい!
余談ながら、前回のここでも記したように
「満員おことわり」を堂々と掲げるような映画館なんて
観る側の“映画”に対する思いを半減させ、
それこそ、「ワイルドだぜぇ~」とは言い難い!
![seiji105[1]](http://blog-imgs-43.fc2.com/a/c/t/actoratelier/20131025105848d27.jpg)

(※この話はまた別の話し~笑)
の為にハードな練習をした後、
ぼんやりテレビのニュースを見ていると
「TBS ニュース23」で埼玉の一番古い映画館、
『川越スカラ座』を取り上げていた。
昭和の名画座そのままで懐かしい、
川越の映画館といえば、あとは『川越ホームラン』だろうか。
かつて“映画青年(映研所属)”だった私は
観たい映画を追って、どこまでも観に行ったものです。
本題に戻すと・・・
昔ながらの全国の映画館が直面している問題。
一番の問題は、映画館でかける映画がないことだ。
つまり、昔ながらの<フィルム>の映写機しかないから、
現在の<デジタル>作品はかけられない。
大好きな映画『ニューシネマパラダイス』ではないが、
私も座席から振り返って映写室の小窓をよく眺めたものだ。
大学生の時に町田の凄く小さな(客席50席ぐらいの)映画館では
その小窓がなく、どこから映写しているのか分からなくて
帰り際に係の人に尋ねたりもした。
<フィルム>の良いところは
第一に保存がきく、なんと百年はもつという。
第二に現場でのトラブルには技師が対応できること。
映写技師は、ある意味、経験を積んだ職人と同じだ。
まあ、挙げれば良い点など他にも沢山あるのだが、
時世なのか、コスト面では<デジタル>に敵わない。
そんなこんなで、
劇場ではデジタル映写器の購入を考えている。
しかしその費用が600万円は掛かるという。
劇場では、資金調達方として多くの人に頼ることにして
地元の寄付、インターネットを通じて多数の支援者から収集する
クラウドファンディングなどで
まずは200万調達しようと動いている。
都市型の大型シアターではなく、
このような小屋(この言葉も死語か?)
でしか味わえない感動の為にも
心から応援するので、ぜひぜひ頑張って貰いたい!
余談ながら、前回のここでも記したように
「満員おことわり」を堂々と掲げるような映画館なんて
観る側の“映画”に対する思いを半減させ、
それこそ、「ワイルドだぜぇ~」とは言い難い!
![seiji105[1]](http://blog-imgs-43.fc2.com/a/c/t/actoratelier/20131025105848d27.jpg)

映画鑑賞のはずが・・・
昨日は雨が激しいし、
公開からも時間が経っているし、
ということで
宮崎駿監督作品の
『風立ちぬ』 を新宿へ観に出掛けた。
ところが、ロビーは溢れんばかりの人、人、人。
しかも、観ようとした13:50上映の掲示板には
印が・・・
何か、凄い嫌な予感。
これって、もしや売り切れという事!?
ま、早い話、もしや、が見事に的中。
昔なら、映画館での立ち観は当然、
通路に座って鑑賞するなんてこともちょくちょくあって
そんな観賞の仕方に、
むしろ気分が高揚したものだが
今の「完全入替制」なるものにはガッカリさせられる。
映画を諦め、よし、こうなりゃ我が家で
楽天の“シリーズ制覇”を観よう!
と速攻で帰宅したら・・・
なんと、「雨天中止」。
やれやれ・・・
こんな日もあります、よね(苦笑)。
▼楽天の“シリーズ制覇”の代わりにこちらを・・・
公開からも時間が経っているし、
ということで
宮崎駿監督作品の
『風立ちぬ』 を新宿へ観に出掛けた。
ところが、ロビーは溢れんばかりの人、人、人。
しかも、観ようとした13:50上映の掲示板には

何か、凄い嫌な予感。
これって、もしや売り切れという事!?
ま、早い話、もしや、が見事に的中。
昔なら、映画館での立ち観は当然、
通路に座って鑑賞するなんてこともちょくちょくあって
そんな観賞の仕方に、
むしろ気分が高揚したものだが
今の「完全入替制」なるものにはガッカリさせられる。
映画を諦め、よし、こうなりゃ我が家で
楽天の“シリーズ制覇”を観よう!
と速攻で帰宅したら・・・
なんと、「雨天中止」。
やれやれ・・・
こんな日もあります、よね(苦笑)。
▼楽天の“シリーズ制覇”の代わりにこちらを・・・
秋に寄せて~讃える ⑤/最終話
先日、綱引きをした。
その時にこども達が
一生懸命にひたむきに声援を送ってくれた。
ひとりひとりのこどもの顔を見たら、
これぞ“ひたむき”という表情で(笑)。
胸に熱いものが込み上げた。
私が調子を取る掛け声を続けると
声援が見事に揃っていく。
素晴らしい瞬間だった。
(ま、勝敗は別として~苦笑)
かつてミュージカルの公演で
全国を回っているときも
こども達の大きな声援を幾度となく受けた。
歌ったり、踊ったりしている時は
そんな大声援に押されてか
気持ちが上がり過ぎて
思わず振りを間違えたりもしたが、それはそれで
思わぬ効果につながった。
また物語のクライマックスには
見ているこども達の応援そのものが
その場を盛り上げるための重要な要素(演出)となる。
そんな場面で、期待通り、いやそれ以上に
一生懸命に声援を送ってくれたときなど
私の胸は波うつほどの奮えを感じ
思わず泣きじゃくってしまいそうになったこともあった。
そうした瞬間は今でも忘れられないし、
「よし、またやって行こう!」と
自分自身を鼓舞したりもした。
何も、今回のテーマの引き金となった
文化祭に限ったことではなく、
ひとを、若者たちを、こどもたちを
(勿論、おじさんやお年寄りの方もしかり)
褒め称える勇気・・・
それこそが重要なことなのだ。
そして、
必要なのは、大勢の中で称賛を送るための「勇気と力」。
それをたくさんの人に持って貰いたい。
初めは小さくてもいい、
どんなときでも、ただただ静観しているより
ちょっとだけ自分なりの「勇気と力」を出して
励ましや称賛の声を精一杯送ろう!
(※「秋に寄せて~讃える」 完)
その時にこども達が
一生懸命にひたむきに声援を送ってくれた。
ひとりひとりのこどもの顔を見たら、
これぞ“ひたむき”という表情で(笑)。
胸に熱いものが込み上げた。
私が調子を取る掛け声を続けると
声援が見事に揃っていく。
素晴らしい瞬間だった。
(ま、勝敗は別として~苦笑)
かつてミュージカルの公演で
全国を回っているときも
こども達の大きな声援を幾度となく受けた。
歌ったり、踊ったりしている時は
そんな大声援に押されてか
気持ちが上がり過ぎて
思わず振りを間違えたりもしたが、それはそれで
思わぬ効果につながった。
また物語のクライマックスには
見ているこども達の応援そのものが
その場を盛り上げるための重要な要素(演出)となる。
そんな場面で、期待通り、いやそれ以上に
一生懸命に声援を送ってくれたときなど
私の胸は波うつほどの奮えを感じ
思わず泣きじゃくってしまいそうになったこともあった。
そうした瞬間は今でも忘れられないし、
「よし、またやって行こう!」と
自分自身を鼓舞したりもした。
何も、今回のテーマの引き金となった
文化祭に限ったことではなく、
ひとを、若者たちを、こどもたちを
(勿論、おじさんやお年寄りの方もしかり)
褒め称える勇気・・・
それこそが重要なことなのだ。
そして、
必要なのは、大勢の中で称賛を送るための「勇気と力」。
それをたくさんの人に持って貰いたい。
初めは小さくてもいい、
どんなときでも、ただただ静観しているより
ちょっとだけ自分なりの「勇気と力」を出して
励ましや称賛の声を精一杯送ろう!
(※「秋に寄せて~讃える」 完)
撮影日和(!?)の本日・・・
豪雨と強風の中、
都内某スタジオにて
テレビの「再現もの」の撮影へ行って参りました。
“有り得ない”やりとりをお見せする番組(!?)になりそうです。
詳細はまたの機会にご報告しますが・・・

共演は、芸能プロダクション「VIVIT(ビビット)」所属の
女優 橘レイア さん(写真左)。
とても可愛い女性なので、最後まで楽しく仕事ができました。
そして林昭宏 さん(写真中央)。
彼は私と同じ「クリア」所属の俳優。
一緒に仕事するのは二度目なので
いい芝居になったなぁ~と思います(自画自賛~笑)。
そうそう、お二人とも、この1~2週間のうちに
舞台公演を迎えるとのことですが、こちらも期待です。
ぜひ機会があれば、観に行きますので
がんばってくださいね!
都内某スタジオにて
テレビの「再現もの」の撮影へ行って参りました。
“有り得ない”やりとりをお見せする番組(!?)になりそうです。
詳細はまたの機会にご報告しますが・・・

共演は、芸能プロダクション「VIVIT(ビビット)」所属の
女優 橘レイア さん(写真左)。
とても可愛い女性なので、最後まで楽しく仕事ができました。
そして林昭宏 さん(写真中央)。
彼は私と同じ「クリア」所属の俳優。
一緒に仕事するのは二度目なので
いい芝居になったなぁ~と思います(自画自賛~笑)。
そうそう、お二人とも、この1~2週間のうちに
舞台公演を迎えるとのことですが、こちらも期待です。
ぜひ機会があれば、観に行きますので
がんばってくださいね!
秋に寄せて~讃える ④
こども達を称賛してほしいと思った。
私が一所懸命に拍手をしていたら
少し拍手が増えた。
「みんな拍手しなさいよ」と思いながら、
恐らく憤りも入りながらの
半分ヤケクソの称賛(笑)だったように思う。
しかし、
祭りが終わった後、ある裏方の職員の方に
一生懸命の拍手を称えてくれた。
人は称賛されると嬉しく、喜ばしく思う。
また自分を肯定でき、生きる喜びさえ持つものだ。
話は逸れるが、
先日、テニスプレイヤーの伊達公子選手が
観客らが繰り返し吐き出すタメ息に
コート場から「タメ息はやめて!」
と叫び声を挙げた。
勝負事では勝つことは重要であり、それがある意味すべてだ。
応援している観客は、当然それをプレイヤーに望んでいる。
なので、観客らはポイントを取られたことに落胆する。
そこで、会場中のタメ息が大きく響きわたる。
しかし、プレイヤー本人はぎりぎりのプレーを続け、
全力で勝ちにいくのだ。
ひとつのタメ息さえ、漏らす余裕はない。
だが勝負は非情なものだ。
例え全力のプレイであっても
ポイントに繋がらなければ、必然的に
落胆より大きなイライラがプレイヤーを襲う。
その瞬間、会場を満たしていたタメ息に、
彼女はその言葉を吐き捨てたのだと思う。
一瞬、一瞬、どんなに落胆したとしても
すぐに声援、応援に切り替えて励ますことこそ
観客席に居る者たちの役目のひとつではないのか。
思い出される、大好きなシーンがある。
ヤンキースの松井秀喜選手が
ケガを克服して久しぶりに打席に戻ってきた時のこと。
すでにプレイは始まっていたが
ヤンキースタジアムはスタンディングオベーションが鳴り止まない。
もちろん、松井選手に対するものだ。
観客らは、挨拶するまで拍手をし続けるぞ!といわんばかりだ。
そこで、松井選手は一端打席を外し、
ヘルメットを外して高々とそれを振り上げ
観客らの拍手に応えたのだ。
観客らのボルテージはさらに上がる。
球場に居合わせた者たちばかりか、
テレビで見ているこちらまで目頭が熱くなり、
思わずテレビの向こうへ拍手を送ったものだ。
松井は試合後のコメントで
「あの瞬間、長く辛かった間の苦労が一瞬にして吹き飛んだ」と。
(※「讃える ⑤」につづく)
私が一所懸命に拍手をしていたら
少し拍手が増えた。
「みんな拍手しなさいよ」と思いながら、
恐らく憤りも入りながらの
半分ヤケクソの称賛(笑)だったように思う。
しかし、
祭りが終わった後、ある裏方の職員の方に
一生懸命の拍手を称えてくれた。
人は称賛されると嬉しく、喜ばしく思う。
また自分を肯定でき、生きる喜びさえ持つものだ。
話は逸れるが、
先日、テニスプレイヤーの伊達公子選手が
観客らが繰り返し吐き出すタメ息に
コート場から「タメ息はやめて!」
と叫び声を挙げた。
勝負事では勝つことは重要であり、それがある意味すべてだ。
応援している観客は、当然それをプレイヤーに望んでいる。
なので、観客らはポイントを取られたことに落胆する。
そこで、会場中のタメ息が大きく響きわたる。
しかし、プレイヤー本人はぎりぎりのプレーを続け、
全力で勝ちにいくのだ。
ひとつのタメ息さえ、漏らす余裕はない。
だが勝負は非情なものだ。
例え全力のプレイであっても
ポイントに繋がらなければ、必然的に
落胆より大きなイライラがプレイヤーを襲う。
その瞬間、会場を満たしていたタメ息に、
彼女はその言葉を吐き捨てたのだと思う。
一瞬、一瞬、どんなに落胆したとしても
すぐに声援、応援に切り替えて励ますことこそ
観客席に居る者たちの役目のひとつではないのか。
思い出される、大好きなシーンがある。
ヤンキースの松井秀喜選手が
ケガを克服して久しぶりに打席に戻ってきた時のこと。
すでにプレイは始まっていたが
ヤンキースタジアムはスタンディングオベーションが鳴り止まない。
もちろん、松井選手に対するものだ。
観客らは、挨拶するまで拍手をし続けるぞ!といわんばかりだ。
そこで、松井選手は一端打席を外し、
ヘルメットを外して高々とそれを振り上げ
観客らの拍手に応えたのだ。
観客らのボルテージはさらに上がる。
球場に居合わせた者たちばかりか、
テレビで見ているこちらまで目頭が熱くなり、
思わずテレビの向こうへ拍手を送ったものだ。
松井は試合後のコメントで
「あの瞬間、長く辛かった間の苦労が一瞬にして吹き飛んだ」と。
(※「讃える ⑤」につづく)
秋に寄せて~讃える ③
そして、
こども達の文化祭の客席を眺めると沢山のカメラ。
必然的に拍手はおざなりになる。
声援はほぼない。
(・・・斯く言う私も
声援はちょっと恥ずかしい~苦笑)
舞台上の陽気なこどもが客席へ
「ママ―っ!」と叫んだりすると
場内からどっと笑い声がまき起きる。
また、演技が終わるたびに
一応に拍手は起きる。
しかし、百人はいても
けして大拍手ではない。
私の拍手には定評がある(ホントかいな?) 。
高く、パンパンと鳴り響く音は
掌に指を打ち付けると生じるのだ。
これはお薦めなので、
拍手下手(?)の方には是非とも試してもらいたい。
文化祭という晴れの舞台で
一所懸命に演技する子、
訳わからずに立ち尽くす子、
イヤイヤやらされている子、
いろんな子がいるだろうし、
それは当たり前のことだろう。
でも、その子らに
客席にいるすべての親御さんが
両手が痛くなるくらいの称賛の拍手を送れたら、
場内がとてつもない歓声と熱気に包まれたとしたら。
こども達はなにを感じるだろう。
嬉しくなくてもいい、
圧倒されたらいいと思う。
(※「讃える ④」につづく)
こども達の文化祭の客席を眺めると沢山のカメラ。
必然的に拍手はおざなりになる。
声援はほぼない。
(・・・斯く言う私も
声援はちょっと恥ずかしい~苦笑)
舞台上の陽気なこどもが客席へ
「ママ―っ!」と叫んだりすると
場内からどっと笑い声がまき起きる。
また、演技が終わるたびに
一応に拍手は起きる。
しかし、百人はいても
けして大拍手ではない。
私の拍手には定評がある(ホントかいな?) 。
高く、パンパンと鳴り響く音は
掌に指を打ち付けると生じるのだ。
これはお薦めなので、
拍手下手(?)の方には是非とも試してもらいたい。
文化祭という晴れの舞台で
一所懸命に演技する子、
訳わからずに立ち尽くす子、
イヤイヤやらされている子、
いろんな子がいるだろうし、
それは当たり前のことだろう。
でも、その子らに
客席にいるすべての親御さんが
両手が痛くなるくらいの称賛の拍手を送れたら、
場内がとてつもない歓声と熱気に包まれたとしたら。
こども達はなにを感じるだろう。
嬉しくなくてもいい、
圧倒されたらいいと思う。
(※「讃える ④」につづく)
秋に寄せて~讃える ②
昔、やった芝居の台詞にこんなものがあった。
「嵐のような喝采をあびたい」
主役のトランペッターが
あるマダムの
“なぜ音楽をやるの?”
という問いかけに応えての台詞だ。
舞台に立とうとする者は、
ジャンルに問わず多かれ少なかれ
この(台詞の)ような思いを抱いているに違いない。
20数年前、俳優養成所でのこと。
演出家氏の最初の話しに・・・
「演劇には三つ必要なものがある。
一、場所
一、演者
一、観客
場所はひとつの空気を作るために
適した所が良い。
演者は稽古で作ったモノをそのままできるように
自分のやるべき事に集中する。
観客も感動する為に集中する」のだと。
だいぶ話しがそれたが、
生の舞台、ライブを最期に完成させるのは
「観客」と言っていいかもしれない。
演者側からしても、
(自分たちの演技はさて置き~苦笑)
今日のお客さんには参ったなぁ・・・
などと裏でぼやくことも、
もちろん、イイお客さんだったね、
なんて賛辞の声が上がることもあった。
それだけ「観客」の力は強い。
劇場でいえば、
その空間のほとんどの部分を占めるのが
観客席なのだから。
(※「讃える ③」につづく)
「嵐のような喝采をあびたい」
主役のトランペッターが
あるマダムの
“なぜ音楽をやるの?”
という問いかけに応えての台詞だ。
舞台に立とうとする者は、
ジャンルに問わず多かれ少なかれ
この(台詞の)ような思いを抱いているに違いない。
20数年前、俳優養成所でのこと。
演出家氏の最初の話しに・・・
「演劇には三つ必要なものがある。
一、場所
一、演者
一、観客
場所はひとつの空気を作るために
適した所が良い。
演者は稽古で作ったモノをそのままできるように
自分のやるべき事に集中する。
観客も感動する為に集中する」のだと。
だいぶ話しがそれたが、
生の舞台、ライブを最期に完成させるのは
「観客」と言っていいかもしれない。
演者側からしても、
(自分たちの演技はさて置き~苦笑)
今日のお客さんには参ったなぁ・・・
などと裏でぼやくことも、
もちろん、イイお客さんだったね、
なんて賛辞の声が上がることもあった。
それだけ「観客」の力は強い。
劇場でいえば、
その空間のほとんどの部分を占めるのが
観客席なのだから。
(※「讃える ③」につづく)
秋に寄せて~讃える ①
昨シーズンのこと
縁があって、
ある幼いこども達の“文化祭”なるものを観た。
内容はお遊戯から合唱、歌劇、
なんと英語劇まであった。
ステージでしっかりしている子、
とちったり、忘れてしまったり、
なかには人前には出たくないと全身脱力し
もはや蒟蒻(こんにゃく)状態の子まで・・・
慌てた先生がその子を抱えて引っ張り出す始末。
そんな光景に、私は思わず大笑い。
ま、こんな光景はよくあることで、
あるある、と共鳴する方も多いと思う。
客席に目を転じると
これも見慣れた光景だが
親御さんたちのカメラが何台も立ち並び
我が子の晴れ舞台を必死になって撮影している。
ステージに立つことを生業としている私としては
お客様の反応こそがすべてだ、と考えている。
この文化祭は、
プログラムが細かく組み込まれているので
短時間のうちに始まりと終わりが
目まぐるしく繰り返えされる。
この合間を何回も過ごしているうちに
私は軽い憤りを覚えはじめたのだ。
(※「讃える ②」につづく)

▲写真は「秋景」イメージです。
縁があって、
ある幼いこども達の“文化祭”なるものを観た。
内容はお遊戯から合唱、歌劇、
なんと英語劇まであった。
ステージでしっかりしている子、
とちったり、忘れてしまったり、
なかには人前には出たくないと全身脱力し
もはや蒟蒻(こんにゃく)状態の子まで・・・
慌てた先生がその子を抱えて引っ張り出す始末。
そんな光景に、私は思わず大笑い。
ま、こんな光景はよくあることで、
あるある、と共鳴する方も多いと思う。
客席に目を転じると
これも見慣れた光景だが
親御さんたちのカメラが何台も立ち並び
我が子の晴れ舞台を必死になって撮影している。
ステージに立つことを生業としている私としては
お客様の反応こそがすべてだ、と考えている。
この文化祭は、
プログラムが細かく組み込まれているので
短時間のうちに始まりと終わりが
目まぐるしく繰り返えされる。
この合間を何回も過ごしているうちに
私は軽い憤りを覚えはじめたのだ。
(※「讃える ②」につづく)

▲写真は「秋景」イメージです。
カテゴリー追加
当ブログをご覧の皆様の
熱~いご要望にお応えして
『仕事』というカテゴリーを新たに追加しました。
(…って、誰も要望してないか~失礼)
CM出演や動画など、
舞台以外での仕事に関するブログは
こちらにまとめていきますので
どうぞ、よろしくお願いします~m(_ _)m
熱~いご要望にお応えして
『仕事』というカテゴリーを新たに追加しました。
(…って、誰も要望してないか~失礼)
CM出演や動画など、
舞台以外での仕事に関するブログは
こちらにまとめていきますので
どうぞ、よろしくお願いします~m(_ _)m
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